Androidスマホには、接続の設定でプライベートDNSの設定を変更することができます。
このプライベートDNSの設定ですが、初期設定は『自動』になっていますが、『オフ』にしたら何が変わるのかを知りたい人も多いと思います。
そこで今回は、プライベートDNSを「自動」から「オフ」にしたら何が変わるのかを分かりやすく解説していきます。
プライベートDNSの『自動』と『オフ』の違い
プライベートDNSの『自動』とは?
『自動』に設定するとDNSサーバーとの接続は以下のような挙動になります。
『自動』の挙動
- まず「暗号化通信」(DNS over TLS、ポート853)を試みる
- 「暗号化通信」が失敗した場合、自動的に「非暗号化通信」(ポート53)に切り替える
簡単に言うと、安全性が高い暗号化通信を試して、暗号化できない環境なら非暗号化通信をするのが『自動』に設定した時の挙動になります。
プライベートDNSの『オフ』とは?
『オフ』に設定するとDNSサーバーとの接続は以下のような挙動になります。
『オフ』の挙動
- 「非暗号化通信」(ポート53)をする
『オフ』の場合は、この1つの挙動のみとなります。
『自動』と『オフ』の違い
プライベートDNSの設定が『自動』と『オフ』の違いを簡単にまとめると、
- 自動:「暗号化通信」を試して無理なら「非暗号化通信」
- オフ:「非暗号化通信」のみ
のようになります。
『自動』から『オフ』に切り替える必要はある?
『オフ』に切り替える必要はありません。
Androidスマホの初期設定が「自動」になっていることと、『自動』にしておけば安全性の高い暗号化通信が利用できる可能性があります。そのメリットを捨ててまでオフにする必要はありません。